選抜高校野球2015　21世紀枠での出場が決まった、
豊橋工の戦力を分析したいと思います。


【豊橋工（愛知）：初出場】


愛知県立豊橋工業高等学校は、春夏あわせて初出場となります。

愛知県といえば、野球も盛んで県で強豪校もたくさんありますよね。

愛工大名電や中京大中京と名門校が浮かんでいきます。

そんな中、昨年の秋の愛知県大会において、3位となり
秋季東海大会にも初出場しています。

東海大会では、浜松修学舎（静岡2位）と対戦し、
1－6で敗退しています。


ちなみに、豊橋工のOBには、
お笑い芸人「はんにゃ」の金田哲さんがいます。

豊橋工が21世紀枠に推薦された理由

21世紀枠は、
・恵まれない野球環境を克服
・文武両道を実践
・積極的に地域貢献活動を行っている

など他校の模範となる学校が選ばれます。

まず豊橋工には、プロも注目する右腕がいます。

森　奎真投手（3年　右投げ・右打ち）身長182㎝・体重74㎏

中学生の頃は、地元の中学軟式をしていたそうですが、
その頃にすでに130㌔を投げ、私立からの誘いを断り豊橋工に進学したそうです。

春は投手力ということもあり、センバツ出場の一つの要因になったのかもしれませんね。

また、豊橋工は他の部活動とグランドを共有する困難な状況の中、
創意工夫を施し効率的な練習を積んできたそうです。

豊橋工の野球部は、毎年年末に豊橋南郵便局でアルバイトをするそうです。

社会体験活動になるのですが、そのバイト料を遠征費に充てるようです。

高校に遠征バスがないため、観光バスを借りて練習試合にいくのですが、
そのバス代を自分達のバイトで出すとは、なんとも立派な話です。


新チームとなった昨秋からの試合成績をみてみると
44試合（公式戦15試合）で、29勝13敗2分となっています。

（森 奎真投手の投球）




スポンサーリンク

豊橋工の投手力

先ほども紹介しましたが、豊橋工の絶対的エースの森　奎真投手。

愛知NO.1ともいわれ、プロ注目右腕です。

これほどまでに注目されるのには、観察眼と投球術にあるそうです。

まだ制球力に課題があるようですが、スライダーを武器にしています。


豊橋工の投手陣の成績
・森　奎真投手（3年　右投げ・右打ち）
防御率：1.38（公式戦11試合・1.27）
投球回数：98（公式戦・92）

・榎本将吾投手（3年　右投げ・右打ち）
防御率：2.62（公式戦3試合・2.53）
投球回数：96 1/3（公式戦・21 1/3）


榎本将吾投手は、県大会に登板した経験もありますが、
登板する時以外は、レフトの守備につきます。

120㌔後半のストレートにスライダー・チェンジアップが武器です。

また、遊撃手の江川清太郎選手もマウンドの経験があります。

豊橋工の打撃力

・チーム打率（44試合）：273
公式戦（15試合）での打率は、2割4分5厘

打撃で中心となるのは、4番　彦坂拓真捕手（3年　右投げ・右打ち）打率341で
攻守の要として活躍します。

また、投手の森　奎真選手もバッテイングがよく、打率333で5番を打っていますが、
負担が大きいこともあり打順を入れ替えてくることも考えられます。

打線は上位から下位までつなぐ意識を持つように徹底されているようです。

しかし、現状では、投手の森　奎真選手を中心に守る野球となり
甲子園では、少ないチャンスをいかにものにするか興味深いところです。


以上、「選抜高校野球2015 戦力分析 豊橋工」の記事でした。

タグ：出場校 戦力分析